令和7年度も取り組んでいる稲作体験「未来のお米ヒーローズ」!
農家の大場さんと協働し、年間を通して稲作体験(令和7年4月の土づくりから令和8年3月の田起こしまで)を行っています。
10月には収穫・稲刈りを迎え、大収穫となったお米に子どもたちは大喜びでした!
4月 土づくり
大場さんの田んぼに行くと、青々とした草花が咲き誇っていました。
子どもたちは田んぼの上でリレーや鬼ごっこ、虫探しを楽しみながら、「ここがこれから田んぼになるの?」と不思議そうに首をかしげていました。

別の日には、大場さんのトラクターに乗って本格的な土づくり!
耕しているとカエルやバッタ、なんとネズミまで見つけ、大興奮の一日となりました。
次に田んぼに水を入れて代掻きを行い、水面を走るトラクターを見ながら「これぞ田んぼ!」と目を輝かせる子どもたち。
辺りにはカエルがたくさんいて、子どもたちは追いかけっこをしながら田んぼの自然を満喫していました。

5月 育苗箱づくり
いよいよ育苗箱づくりに挑戦!
上級生が播種機に箱をセットし、低学年の子たちが出てきた育苗箱をハウスに並べていきました。
次々に完成していく箱でハウスの中はあっという間にいっぱいに。

達成感に満ちた子どもたちは、最後に新聞紙をかけて作業終了!
「連休明けに芽が出てるかな?」と楽しみにしていました。
連休明け、ハウスをのぞくと本当に青々とした芽がたくさん!
自分たちの手でお米を育てていることを実感し、田植えへの期待がますます膨らみました。

6月 田植え
ついにやってきた田植えの日。
子どもたちはドキドキしながら田んぼに入り、泥のヌルっとした感触に大喜びする子もいれば、少し戸惑う子も。
尻もちをついたり、泥だらけになりながらも、次第に慣れて夢中で田植えを進めていきました。
田植え機の体験も行い、現代農業の効率化を体感!
「全部機械でいいじゃん!」という鋭い意見も飛び出し、笑いの絶えない田植えとなりました。

夏 観察と生き物調べ
田植え後は、稲の生長や田んぼの生き物観察を実施しました。
施設前では「バケツ稲作り」にも挑戦し、日々の変化を間近で観察。
カエルやアメンボ、カモなど多くの生き物に出会い、生物多様性が稲の生長を支えていること、雑草が生えにくい環境づくりにもつながっていることを学びました。
ぐんぐん育つ稲を見て、子どもたちは収穫への期待で胸を膨らませていました。

秋 稲刈りと収穫
8月には稲に穂が実り、いっきにお米らしい姿に。
「もう食べられる?」「おいしそう!」と、気の早い声も聞こえてきました。

9月には黄金色の稲穂が頭を垂れ、いよいよ10月の稲刈りへ!
天候が不安定で日程がなかなか決まらず、子どもたちは“てるてる坊主”を作って祈りました。
その願いが届いたのか、晴天のもと無事に稲刈りを実施!
たわわに実った稲を力いっぱい運び、友だちと協力してはぜ掛けも体験しました。
半分ははぜ掛け、もう半分はコンバインで収穫し、「コンバイン早っ!」「コンバインだけでいいじゃん!」と笑顔がはじけました。
一週間ほど天日干しした後、脱穀作業へ。
山盛りのお米の袋を見て「こんなにあるの!?」「大収穫じゃん!!」と大喜びの子どもたち。
大場さんと一緒に記念写真も撮りました。

🍙新米おにぎり🍙
翌日には、収穫した「よつば米」でおにぎり作り!
もちもちで甘みのある新米に「おいし〜!」「もっと食べたい!」と大満足の様子。
収穫の喜びを全身で感じることができました!!!

稲作体験は“収穫して終わり”ではありません。
年末には藁を使って「しめ縄づくり」にも挑戦する予定です。
最後まで自然と向き合い、学びを深めていきたいと思います。
大場さん!!土づくりから稲刈りまでお忙しい中ご協力くださり、本当にありがとうございました。
稲作体験を通して、子どもたちは「食べ物を育てる大変さ」「自然や生き物と共に生きることの大切さ」「現代農業の工夫」など、多くの学びを得ることができました。
本当に、ありがとうございました。
まだまだ続く稲作体験ですが、引き続きよろしくお願いいたします。



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