益田市須子町にある大きな煙突。
子どもたちは施設の外へ出るたびに、
「この煙突、何の工場なんかね?」
「すごく大きいね!」
「中はどうなっとるんじゃろう?」
と、以前から興味津々でした。
そして、ある日、
「職場見学に行ってみたい!!」
という声がたくさん聞かれたため、思い切って工場へ問い合わせをしてみることにしました。
ホームページからご連絡すると、すぐにご返信をいただきました。
「工場内へご案内することは難しいかもしれませんが、できる限り見学ができるよう社内で検討してみます。少しお時間をください。」
突然のお願いにもかかわらず、子どもたちのために何かできないかと真剣に考えてくださった企業。それが ダイワボーレーヨン株式会社 さんです。
数日後、再びご連絡をいただきました。
「今回は工場見学の実施は難しい状況でしたが、ダイワボーレーヨンの仕事内容が分かる資料を作成しました。ぜひ子どもたちに見て学んでいただけたら嬉しいです。」
この温かいお言葉に職員一同とても感動しました。
さらに驚いたのは、その資料の内容です。
子どもたちが読みやすいように難しい漢字にはふりがなを付けたり、表現を分かりやすく工夫したりと、一人ひとりが理解しやすいよう丁寧に作成してくださいました。しかも、子どもたち全員分をご準備いただいたのです。
……それだけではありません!
資料には、実際に原料となる木のチップと、完成したレーヨンまで貼り付けられており、実物を見て触れながら学べる、とても貴重な教材になっていました。

さっそく職場学習スタート!
いただいた資料を使って、みんなでダイワボーレーヨン株式会社について学びました。
まずは会社の歴史から。
創業は1932年。
そして益田工場ができたのは1982年とのこと。
「えー!おじいちゃんより前からある会社なんじゃ!」
「そんな昔からあるんだ!」
と、子どもたちは長い歴史に驚いていました。

続いて、レーヨンができるまでのお勉強です。
木のチップを加工して紙のような状態にし、それをさらに加工して水あめのような液体にします。そして、その液体を細かな穴から押し出すことで、ふわふわのレーヨンができあがることを学びました。
実際のレーヨンを触ってみると、
「これがレーヨンなんだ!」
「わたあめみたい!」
「ひげみたいでふわふわ!」
と、その感触に大興奮!

さらに、
「じゃあ、あの大きな煙突から出とる煙がレーヨンなんじゃ!!」
「どうやって集めるんかね?」
と、子どもらしいかわいらしい発想も飛び出し、みんなで大笑いしました。
そして、このレーヨンが世界中で使われていることも知りました。
冷感シートやウェットシート、有名なご当地フェイスマスク「ルルルン」のシート、さらにはユニクロのヒートテックなど、私たちの身近な製品にも使われていることを知ると、
「えっ!家にある!」
「服にも使われとるんじゃ!」
「益田で作られたものが世界中で使われとるんじゃね!」
と、子どもたちは目を輝かせながら話していました。
普段何気なく見ていた大きな煙突。
その中では、世界中で使われる製品の原料が作られ、私たちの暮らしを支える仕事が行われていることを学ぶことができました。
地域には、このように世界へつながる素晴らしい企業があることを知り、子どもたちにとっても大変貴重な学びの時間となりました。
ダイワボーレーヨン株式会社 の皆様、お忙しい中にもかかわらず、子どもたちの「知りたい!」という気持ちに寄り添い、分かりやすい資料の作成や実物のサンプル、素敵なプレゼントまでご準備いただき、本当にありがとうございました。
子どもたちの好奇心を大切にしてくださった温かいご対応に、心より感謝申し上げます。



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